ニキビを治すホルモン治療とは?
男性ホルモンを抑えることでニキビができにくくできます。
アンドロゲン(男性ホルモンの一種)はニキビに対して影響を与えます。
その影響は二種類あります。
1番目は、「肌細胞を角化」することです。
お肌が硬くなってしまい、毛穴も硬くなりニキビの原因になります。
2番目は、「皮脂を過剰分泌させる」ことです。
皮脂が多くなればお肌が硬くなり、閉じやすい毛穴に角栓がたまります。
結果、ニキビになりやすくなります。
皮脂の過剰分泌はストレス状態でもおこります。
ストレスを感じたら脳にある視床下部が交感神経を優位にします。
男性ホルモンを分泌させます。
ストレスによってホルモンバランスが崩れる人も多いです。
つまり、男性ホルモンを抑制することでニキビができにくくなることがわかります。
女性ホルモンを増やせば、相対的に男性ホルモンが減ります。
ニキビ ホルモン治療のメリット・デメリット
ニキビ ホルモン治療のメリット
女性は、月経困難症が改善します。
生理痛が緩和したり、出血量を抑えたりすることができるのです。
生理周期を調整することができますし、長期服用すると、卵巣がんや子宮がんのリスクが減ります。
ニキビ ホルモン治療のデメリット
ホルモンの状態を変えることによってマイナス面もあります。
頭痛・吐き気・少量の不正出血があります。
胸が張る感じがしたり、食欲がでてきたりもするようです。
血栓症を罹患するリスクや子宮頸癌の罹患リスクが高まります。
食欲が増しますから、ダイエット中であってもホルモン治療を受けるのは厳しいです。
ニキビをホルモン治療する流れ
まずは診察からですが、血液検体から男性ホルモンの濃度を調べます。
その結果を見てホルモン剤を処方されます。
副作用やデメリットの説明を受けて、薬を2週間服用します。
その後、再度採決をしてホルモン状態を調べるという流れです。